取り扱い商品詳細

菊紋 越前守源来信吉(江戸時代中期・山城国)30-6-119

(特別保存鑑定)

 黒石目地蝋鞘赤銅金工金具打ち刀拵え附

▲画像クリックで拡大表示します。

▲画像クリックで拡大表示します。

商品仕様

特徴

 長さ57.8㌢ 元幅33㍉ 元重ね7㍉ 反り7㍉
  本作は江戸時代中期の山城国に於いて鍛刀していた信濃守信吉の三男である越前守信吉の遺作で、信吉は各代居りますがその中で彼が特に秀でている事で知られ、同時代の隣国で活躍する井上真改、越前守助廣等に非常に近い作風が彼の最も得意とするところで見所でも御座居ます。彼の活躍年代は明暦三年(1657)~元禄十年(1697)迄の紀年作が有ることから明らかで、作刀期間は40年ほど有り、元禄年間後半頃に60代手前辺りで没していると考えています。本刀は前述の作風の中で、作風を陰陽(直ぐ調と乱れ)と大別するならば陰の作に分類され、匂い口が深くなって井上真改などに看る穏やかな湾れ調の作風を表示しております。先ず地鐵は小板目が精美に詰んで、地沸が細かに付いて微塵に地景が働いて細かに肌立ちこころとなり、全盛期の真改、助廣と同様の地鐵の風情を見せており、同時代の大阪や京都鍛冶の地鐵が特に明るさを際立たせる持ち味が良く表示されています。次いで刃文を看てみますと小沸勝ちの匂い深い大阪焼出しで始まり、5㌢ほど進んで湾れ調と成って出入りの少ない互の目に繋ぎ、道中の焼き頭に刃沸がむら立つところが目立って、処々にそれが連れて二重刃掛かり、匂い口は一層深く刃縁に小沸良く付いて明るく輝き、全盛期の井上真改に近似した作風に非常に近いものが御座居ます。刃中は匂い煙って刃沸が微塵に付き、太い足が点続して、小沸勝ちの砂流し良く働いて、帽子は直ぐに入り先は小丸に尋常に返って居ます。これらの作風からも彼が同時代の隣国で大成していた真改を強く意識した事が想起されます。あるいは注文者が大阪鍛冶の納期が遅くなる事を嫌って、信吉等に作刀を依頼した事も考えられ、当時に持てはやされた真改に似た作風を依頼した可能性があるとも考えています。当時は元禄文化と云う華やいだ時代背景に、国内の景気が絶頂期だった事もあって、士農工商の心に深い感銘と斬新さを与えるものが受けた事が窺い知れましょう。本作は彼の真骨頂を明示した作品で、健全な名作の一刀一装をお探しの方に55万円税込みで御案内致します是非御思案下さいませ。

菊紋 越前守源来信吉(江戸時代中期・山城国)30-6-119についてお問い合わせする

ページの上部へ戻る