取り扱い商品詳細

薩州住正房 安永戊戌八月日(江戸時代後期・薩摩国)30-6-111

(黒蝋鞘鐵地金工金具打ち刀拵え附 保存鑑定)

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商品仕様

特徴

長さ67.4㌢ 身幅31㍉ 重ね9㍉  反り16㍉ 江戸時代後期に現在の鹿児島県鹿児島市近隣で鍛刀して居た正房の遺作で御座居ます。鹿児島鍛冶と云えば、地鐵が無地風に詰んで鐵が艶やかと成り、地沸が厚く付いて黒味掛かって強く感じるものが殆どで、これは同国で採れた砂鉄の沸かし方と、鍛錬方法が独特で有るからと考えています。先輩には同国の正清や安代がおり、正房も江戸時代中頃より代々襲名が行われております。本作は薩摩鍛冶の見所を多く示しており、その点を主に解説してみることに致します。先ず、重ねが目立って厚く、地鐵が小板目無地風に黒味掛かって、地沸が厚く付いている点は、前述の薩摩鍛冶の風情の見所で有ります。そして刃文に眼を向けますと、小沸勝ちの湾れに高低の少ない互の目が連れて、刃沸がむら立って随所の地にこぼれて、湯走りやそれが点続して二重刃と成り、しかも目立って厚く沸が付いている点と、明るい匂い口に彼等の持ち味がございます。薩摩刀を既に理解されている方は直ぐにそれと直感される事と存知ますが、この独特な風情を覚えられているのでしょう。そして刃中にも刃沸が微塵に付いて太い足が点続し、砂流しが良く働いて沸筋も良く働いています。薩摩刀には金筋よりも寧ろ沸筋が目立つものが多く、ここにも彼ら作風の特徴がございます。更に茎の形状ですが、刃方の腹がやや張りこころとなり、茎尻が小振りの剣形になるのも特色でございます。地刃の明暗が鮮明となった晴れやかな一刀一装で、薩摩刀は出来の良いものが多くて、以前から人気もある高価な刀工の一人で、180万円前後した時代も御座居ましたが、現在では58万円税込みで御案内出来るまでに成りました。

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