取り扱い商品詳細

於江府小林清心齋盛近作之 慶応二年八月吉日30-6-34

((幕末・武蔵国))

石目地影蒔絵小尻金具蝋鞘赤銅金工金具打ち刀拵え附 特別保存鑑定

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商品仕様

特徴

長さ67.8㌢ 身幅3㌢ 重ね6㍉ 反り17㍉ 長野県出身の小林盛近の遺作でございます。小林姓は長野県内に多く分布しておりますが、恐らくは北信から中信に掛けての地域の出身と考えられ、現存する期年作は安政二年、文久三年、慶応四年が確認されており、本作は慶応二年の作品で、新資料でございます。現存する銘文に、信濃国住と入れたものが安政年紀と文久年紀作に有り、慶応年紀に江府住と入れたものが有ることから、彼は初め信州を拠点として鍛刀し、晩年にかけて江戸に出府したのでは無いかと考えています。本作を観察して彼の来歴について述べてみることに致します。地鐵は幕末刀工の細密に詰んで潤沢な潤いが有り、刃文は小沸勝ちの湾れ調に互の目を連れて、目立って刃沸がむら立ち、一見すると水心子正秀の天明年間の作に近似して居りますが、盛近の制作年代と合わず、銘鑑を調べて行きますと、彼の制作年代の初期作のある安政頃に、江戸に小林清心齋盛次が居り、同性であることから彼もまた信州の産で、盛近の身内と考えられ、盛近は彼を頼って江戸に出府し、門に入って独立時に師の一字の「盛」を冠した刀工となって信州と江戸を行き来したのでは無いかと考えています。姿は生ぶ、身幅は元先に開きが僅かとなり、反りがやや深く、腰元は浅く踏ん張りが付いて中切先に結び、地鐵は小板目細密に詰んで地沸が微塵に付き、細かな地景が働いて潤沢清純の風情と成り、刃文は小沸勝ちの湾れ調に、間遠く互の目が連れて刃沸が目立って強く付き、処々地にこぼれて点続して二重刃こころとなり、帽子は直ぐに入り、先は小丸に尋常に返る。刃中には互の目足が太く点続し、微塵に刃沸が付き、砂流し良く働いて景色が豊かと成っております。本刀は制作当時の完存を維持しており、茎も生ぶで同郷の作家は特別視されやすく、信州人の愛刀家に是非お薦めしたく存知、55万円税込みで御案内致します。

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