取り扱い商品詳細

二王元正作 天文五年申丙30-6-14

((室町時代末期・周防国))

黒蝋鞘赤銅金工金具打ち刀拵え附 保存鑑定

▲画像クリックで拡大表示します。

▲画像クリックで拡大表示します。

商品仕様

特徴

長さ48.5㌢ 身幅27㍉ 重ね5㍉ 反り11㍉  本作は室町時代末期の二王派の鍛冶で、現在の山口県岩国市玖珂町で鍛刀して居た元正の遺作で御座居ます。彼の所属する二王派は鎌倉時代後期に大和鍛冶の一部が、東大寺に従属していた全国の荘園や寺院の関係で同地に来住し派生したもので、同国吉敷郡仁保村に初め住し、仁保の発音が転訛して二王と当て字を使った事によるものと云われており、その作風には大和色が色濃く表されているものが多く看ていくことに致します。先ず体配は先反り付いた室町時代末期の体配で、鎬が目立って高い点が注目され、ついで地鐵に注目致しますと、板目が良く練られて微塵に地沸付き、処々柾掛かって映り立ち、肌面総じて白けております。更に刃文に眼を転じますと、小沸勝ち匂い深い直ぐ調に、処々刃沸叢立ち、刃中は潤みこころとなって、道中の匂い口には鍛接肌に反応して、金筋、沸筋、二重刃かかり、地に零れた刃沸が湯走りと成り、大和色豊かでありますが、匂い口が潤む点と、大和本国のものよりは沸が弱い点が指摘されます。つまり、地刃に冴えを欠く所に二王派の真骨頂が有り、それを表出しているのが本刀で御座居ます。更に室町時代に入ったものを末二王、それより逆上るものを二王と汎称し、銘文に「二王」と冠するものは全て末二王である事を追記致します。姿は生ぶ、身幅元先に差が浅く付いて先反り付き、地鐵は板目良く看られて美麗でネットリとした感有り、処々流れ肌となって柾掛かり、地沸微塵に付いて肌面白け、刃文は小沸勝ち匂い深く締まり心直ぐ調に小互の目連れて、刃沸処々叢立ち、それが鍛接肌に作用して刃縁金筋、沸筋、二重刃となって、様々な働きと成り、帽子は直ぐに入り、先やや大丸こころに尋常に返り、刃中匂い煙り、小足点続して刃中に煙り込み、微塵に小沸付いて潤み心と成り、砂流し掛かる。茎は生ぶ、先つまんで切りと成り、鑢目切り、差表目釘穴横棟寄りに、所属派を入れた制作者の銘を切り下し、差裏に同じく制作年紀を切り下している。質朴で有りながら作風には古様で沸や金筋の働きが目立ち、看ている眼には何処かしら当たりの柔らかさが感じられるもので、手の届き易い25万円税込みで御案内致します。

二王元正作 天文五年申丙30-6-14についてお問い合わせする

ページの上部へ戻る